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2023.02.09

インテリア

簡単にお部屋をおしゃれに!
インテリアコーディネーターが教えるカーテンの選び方

お部屋作りとなるとインテリア選びに目がいってしまいがちですが、意外に重要なのがカーテン選び。

気に入って購入したカーテンでも、実際に窓に取り付けてみるとお部屋がまとまらない…なんて経験はありませんか?

そこで数多くの個人宅向けのリフォーム・リノベーションに携わってきたインテリアコーディネーターが、カーテン選びで失敗しないポイントをお教えします!

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  • 基本は「同系色」でまとめよう

    お部屋の大部分を占めるカーテンを選ぶときの基本のポイントは、既製品、オーダー問わず同系色にまとめること。家具や床の色と同系色のカーテンを選ぶと、お部屋に統一感が出るので失敗しにくいと思います。

    カーテンを無地にすれば「このソファを目立たせたい!」など、見せたい家具がある場合もより印象的に演出できます。

    また、好きな色や柄物のカーテンをアクセント的に使いたい場合には、ソファやクッション、インテリア小物などを同系色柄にすると、カーテンだけ浮いてしまうことなく、お部屋全体に統一感が出ます。

  • ショールームに行って検討してみよう

    よりお部屋のイメージに合ったカーテンを選ぶには、実際にカーテンを見て、触れることができるショールームに行くことがおすすめ。

    ショールームには様々な種類のカーテンがあるので迷ってしまいますが、色柄と合わせて機能性を確認することが大切。
    例えばドレープカーテン(厚手のカーテン)の場合は、ウォッシャブル(自宅で洗濯可能)・遮光・防汚・防カビ・防炎といった機能が付いていることが多いです。

    レースカーテンにはUVカット・ミラー(外から室内が透けにくい)・遮熱などの機能があり、生地やメーカーによって機能が異なることも。

    機能によってお部屋での過ごしやすさや雰囲気に直接影響するので、気に入った色柄の生地にどんな機能が付いているのかも要チェックです!

  • 手触りや生地感をチェック!

    触り心地や生地感も、実物じゃないと確認できないことですよね。織感の強いしっかりしたタイプから、ツルツルとした手触りのもの、ベルベット調の柔らかい生地など、画面越しではわからない風合いもあります。

    また生地感を確認するときは、窓際で透かしてみると分かりやすいです。テーブルの上で見る雰囲気と、実際に吊るしてカーテンの後ろから光が入った雰囲気は全くの別物になります。

    特に薄い生地の場合は、光が当たった部分は反射や透け感がキレイに見えるので、サンプル生地を広げて必ず窓際でチェックしてみてください。

  • カーテンスタイルのバリエーション

    カーテン上部のヒダの作り方など、カーテンスタイルにもバリエーションがあります。ヒダは既製品に多い1.5倍(2つ山)、オーダーカーテンで一般的な2倍(3つ山)の他に、ヒダをとらないフラットなどがあります。
    それぞれヒダの見た目や生地の使用量が異なり、生地を多く使ってヒダを作る方が、高級な印象になります。

    また、カーテンの柄を楽しみたい場合や、ナチュラルな雰囲気が好きな方はヒダのないフラットがおすすめです。
    カーテンスタイルが変わるだけでも印象は大きく変わるので、お部屋のイメージに合わせたスタイルを選ぶようにしましょう。

  • タッセルにこだわって引き締まった印象に

    タッセルとは、開いたカーテンをまとめておくもの。ドレープカーテンを購入した時に付属されているのが一般的で、買った当時のまま気にせずに使っている方も多いのでは?実はタッセルは単体でも売られており、バリエーションもたくさんあります。

    タッセルを変えるだけでお部屋の印象が違って見えます。

    お部屋と同系色のシンプルなカーテンを使う場合でも、タッセルでアクセントを入れてみるとお部屋が引き締まりますよ。

    些細なことですが、窓まわりが寂しいと感じたら交換してみてくださいね。

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Profile
インテリアコーディネーター
堰口留理子さん
高校・大学で建築やデザインを学び、リフォーム会社に就職。営業・コーディネーターとして今までに1000件以上の個人様宅のリフォーム・リノベーションに携わる。その後、インテリアコーディネーターの資格を取得し独立。「理想のライフスタイルにあったコーディネートのご提案」をコンセプトに、ナチュラルでおとな可愛いスタイルの提案が得意。公式ブログ「働く女性のためのインテリアコーディネート」