バウスマガジン
2023.08.10
BAUSのある街
ニューノーマルの時代がやってきて、大きく変化した私たちの暮らしや働き方。
テレワークが浸透したこともあり、仕事を起点に街を選ぶのではなく、家族や子どもとの暮らしやプライベートの過ごし方を起点に街を選ぶという人が増えてきました。
そこで今回取り上げるのは、スローライフとシティライフが両立する街、神奈川県藤沢市。
少し足を延ばせば江ノ島の海やレジャー施設、鎌倉の街があり、大人も子どもものびやかに暮らせるエリアとして根強い人気があります。
湘南の海や里山の緑といった豊かな自然が広がる一方、藤沢駅にはJR東日本、小田急電鉄、江ノ島電鉄の3社が乗り入れしています。横浜までは約20分、東京・新宿までも1時間程度と、主要駅へのアクセスも良好です。
商業施設は駅前にまとまっていて、効率的に買い物ができるのも魅力のひとつ。
藤沢市中心部にほど近い距離にある新林公園は、ホタルも生息するなど緑と自然が多く残った公園です。園内には、全長約1.5kmの散策路があり自然を感じながらのウォーキングが楽しめます。
そしてなにより、海との距離が近く、潮風を求めて足を延ばすと湘南の海が広がります。仕事終わりにサーフィンを楽しむ人、夕日を横目にペットと散歩をする夫婦、子どもと手をつなぎゆっくりと過ごす家族連れ。それぞれが自分らしい時間を過ごしています。
藤沢は自然の豊かさと都市の利便性を併せ持ち、仕事とプライベートの両立 がしやすい街として再注目を集めており、転入超過数(転入者が転出者を上回 る人数)が神奈川県内では横浜市に次ぐ第2位となり、東京都からの転入も増 えています。※
スローライフとシティライフのバランスのちょうどよさが、その所以なのでしょう。
※出典元:総務省統計局 住民基本台帳人口移動報告 2021年(令和3年) 結果より
居心地のいいお気に入りの場所との出会いは、日々の暮らしをより豊かにしてくれます。
藤沢には地元密着のアットホームな雰囲気のお店やつい立ち寄りたくなるようなおしゃれなお店などが多数あります。
古くから地元の方たちに愛される老舗和菓子店や、面倒見のいいご夫婦が営む飲食店、いつ行っても馴染みの店主に会える安心感。
素敵な空間でゆっくりと流れる時間の心地よさ。
自分好みのお店にきっと出会えるはずです。
人が行き交う通りを少し入った路地にお店をかまえる「BEER&CAFE ASIS」。ビールとカレーが楽しめるグランピングカフェで、辛すぎず野菜の旨味が広がるカレーは大人はもちろん子供たちにも人気です。
お店は表通りのにぎやかさを感じさせないほど静かで、落ち着いた雰囲気に包まれています。木材をふんだんに使った内装で木のぬくもりを感じながら、のんびりと穏やかな時間を過ごすことができる空間です。
「この辺りはお洒落な花屋さんや古着屋さんなどもあるので、ぜひゆっくりしていってください」と話す店主。
テラス席にはリードフックが常設され、ペットと一緒に食事を楽しむこともできます。
– お店情報 –
BEER&CAFE ASIS
住所:藤沢市藤沢966-1 / 電話番号:070-3791-9944
営業時間:11:00〜16:00(金曜は17:00〜21:00も営業)
定休日:不定休、雨天時
※2023年7月時点
地元の人たちに永年愛されている「NOLAN」は、藤沢市内に3店舗を構える人気のパン屋さん。親子4代で通い続ける人もいて、顔馴染みのお客さんも多いそう。
そんなNOLAN自慢のパンは、サクサク食感の琥珀クロワッサンです。中力粉と全粒粉の2種類を配合し、きび砂糖でほんのりとした甘みとコクを出した一品。芳醇な香りに誘われて、出勤前に立ち寄る人たちも。
菓子パンからお惣菜パンまで幅広いバリエーションで、その時の気分に合わせてセレクトできる楽しみもあります。
市内の保育園や老人ホーム、海沿いのレストランなどにも提供しており、地元産の安心安全なパンとして愛され続けています。
– お店情報 –
NOLAN 本店
住所:藤沢市本町1-10-17 ドエル沼上1F / 電話番号:0466-28-5577
営業時間:7:00〜17:00 / 定休日:火曜
※2023年7月時点
図書館などがあるFプレイスに立ち寄ったら、屋上の「3+3cafe」でのんびりカフェタイム。
藤沢の街や江ノ島を一望しながら、牛100%の自慢のハンバーグや藤沢の食材を使ったランチメニューのほか、濃厚なバスクチーズケーキや季節のフルーツを使ったドリンクメニューなどを味わえます。晴れた日には富士山まで見えることも。
暖かい季節にはテラス席でのBBQや、ディナータイムには本格的なイタリアンも楽しむことができます。
晴れた日のランチも気持ち良く過ごせますが、夕暮れ時を狙って藤沢の夕景と江ノ島の灯台の光を横目に、日々の疲れを癒す時間もおすすめです。
– お店情報 –
3+3cafe
住所:藤沢市本町1-12-17 Fプレイス6F / 電話番号:0466-23-3939
営業時間:11:00〜21:00 / 定休日:月曜
※2023年7月時点
1日頑張った自分へのご褒美に訪れたいのが老舗酒屋の「藤沢とちぎや」です。全国各地の蔵元より直接仕入れた珍しい純米酒や本格焼酎が並びます。
「売れるお酒じゃなく売りたいお酒を置いている」という店主。
「冷蔵庫の温度一つをとっても、それぞれのお酒に最適な温度に設定している」と語ります。
九州の飲食店が九州のお酒を「藤沢とちぎや」から仕入れているというのも納得です。
1つの蔵元の話をすれば、1時間は話せてしまうほど、お酒への愛が深い店主は、今日の食事のメニューを伝えると、それに合うお酒や1番美味しい呑み方まで教えてくれるので、毎日の食事の楽しみもぐっと広がります。
お祝いやお土産に悩んだときに、店主に会いにふらっと訪れたいお店です。
– お店情報 –
藤沢とちぎや
住所:藤沢市本町4-2-3 / 電話番号:0466-22-5462
営業時間:10:00〜19:00(日祝は〜18:00) / 定休日:火曜
※2023年7月時点
藤沢での暮らしは海が身近で、気が向いたときに気軽に行ける距離にあります。
少し足を延ばして、遠浅で穏やかな波が押し寄せる「湘南海岸公園」まで来ると、水遊びを楽しむ親子や部活帰りの学生たち、コーヒーを片手にその様子を眺める夫婦の笑い声が聞こえてきます。
その周りは、海の生き物とふれあえる新江ノ島水族館や江の島シーキャンドル、江の島アイランドスパなど遊びのスポットも充実。
藤沢市はアメリカのマイアミビーチ市と都市の形態や特色が似ていたこともあり、姉妹都市提携を結んでいます。そのことから藤沢の海岸部は「東洋のマイアミビーチ」とも呼ばれ、海は人々の日常に溶け込んでいます。
移りゆく景色を楽しみながら1時間ほど車を走らせれば、箱根や御殿場、芦ノ湖といったレジャースポットも多数あり、OFFの日のお出かけ場所も事欠きません。
ゆるやかな海風に包まれ、日常の中に非日常を感じながら暮らせる街、それが藤沢です。